この講座は、

・コーチングをしているけど
イマイチ問題解決が出来ていない方

・感情の部分は取り扱えるけど、
他の取り扱いが難しいセラピストの方

・トラウマ、カルマに関しては、
自分の人生経験で話せるが他の部分は話せない方

・コンサルをしているけど、
感情面を考慮せずやってしまいがちの方

という方々へ向けた講座です。

最終的には7つの手法をフレキシブルに使い、自分がどれを使いながらクライアントと話しているかを分かりながらセッションを構築する講座です。

当講座を通し、カウンセラー、セラピスト自身の得意不得意にも自然と気がついていきます。

継続的にセッションをしていくにあたって最も重要なことは「クライアントの現在地を正確に把握すること」です。

ついつい、私たちはクライアントの話を自分の得意な分野に仕分けしながら聞いてしまいがちです。


仕分けせずにクライアントの話を聞き、今の状態を確認するにはどうしたらいいのか。
例えばその一つに、 今までどんな本や漫画を読んだか、というのが挙げられます。

その人の概念や価値観、考え方がそれらに影響を受けていることが多いからです。

そしてそれをどのようなドラマを使って再現しているのか。
再現の仕方により、 ヒーリングが必要だったり、 ビジネスに特化した話し方が必要であったり、 気づきが必要だったり、 常識の更新が必要であったりします。

クライアントの現在地を確実に絞り込み、目の前の出来事として表面化している問題と、根本的な問題のどちらともを掴み、その両方を扱っていきます。

同時に、継続セッション（半年や１年）全体の設計図を描く力も身に着けていきます。

セッションの目的はクライアントが今見えているもの、感じている環境・状況が平和になることです。また、平和になることにより、クライアントが社会に適切に接続していくことを意図しています。この目的のために、常にクライアント現在地を確認します。

例えば男性クライアントで、 悩みの一つに奥さんとの関係が上手くいってないというのがありました。
普通に話を聞くと、じゃあカウンセリングで奥さんとの人間関係に取り組めばいいか？ もしくは人格形成に取り組めばいいか？ と思いがちですが、クライアントが奥さんのために性格を変えることが意地でも嫌だと無意識に思っていたら、これらのアプローチでは前に進むことができず、会うたび会うたび話が進まないなんてことが起こります。


このようなケースで多くの視点を持っていると、その人が前向きに変わろうと思える分野――例えばビジネスの領域を使って人格形成をしていく、という選択をセラピスト側がクライアントの現在地に沿って選ぶことが出来ます。