なぜ「基礎疾患対応」が重要なのか？

登録販売者として日々接客をしていると、

「市販薬を買いたい」というお客様の中に、

高血圧や糖尿病、心臓病、甲状腺機能障害、

緑内障、前立腺肥大による排尿困難など、

いわゆる「基礎疾患」を抱えている方が少なくないことに気づきます。

市販薬は手軽に購入できる反面、

「誰にでも安全に使える」わけではありません。

特定の成分が基礎疾患に悪影響を及ぼすことがあり、

販売の判断を誤ると、お客様の体調を悪化させてしまうリスクがあります。

添付文書には「使用しないこと」

「相談すること」といった表記がありますが、

実際に現場でお客様と向き合うと、

「この場合は販売してよいのか？」

「受診を勧めるべきか？」と悩むケースが少なくありません。

この講座は、そんな登録販売者の方々が自信を持って接客できるように、

「基礎疾患がある人の対応」に特化して学べる完全攻略版です。

こんな方に参加してほしい

✅登録販売者として店頭で接客をしているが、基礎疾患があるお客様の対応に自信が持てない。

✅「相談すること」に書かれている疾患が出てきた時、どう対応していいかわからず不安になる。

✅商品知識が乏しく、どんな市販薬がどの疾患に影響を与えるのか整理できていない。

✅独学で勉強しているが、情報量が多すぎて何から学べばよいかわからなくなっている。

✅成分の作用や副作用をしっかり理解して、安心・安全な接客ができるようになりたい。

✅現場で役立つ「即実践できる知識」を求めている。

この講座は、まさにこうした課題を抱える登録販売者さんにぴったりの内容です。

この講座で学べること

1. 市販薬と基礎疾患の関わりを体系的に学ぶ

基礎疾患に悪影響を与える可能性がある

「アドレナリン作動成分」「抗コリン成分」

「抗ヒスタミン成分」などを中心に、

その作用と副作用を整理します。

2. 成分ごとの作用と疾患へのリスクを理解する

プソイドエフェドリン → 高血圧・糖尿病・心臓病・甲状腺疾患・前立腺肥大では使用できない

メチルエフェドリン → 「相談すること」に分類される疾患が多い

抗コリン作用 → 緑内障や排尿困難を悪化させるリスク

抗ヒスタミン作用 → 眠気だけでなく、高齢者での転倒リスク

3. 店頭でよく遭遇する基礎疾患の基礎知識を身につける

高血圧・糖尿病・心臓病・甲状腺機能障害・緑内障・前立腺肥大。

これらの病態を理解し、接客時に必要な確認ポイントを学びます。

4. 添付文書の「相談すること」にどう対応するか

「相談すること」と記載があるとき、登録販売者はどんな質問をすればいいのか？

・主治医からの指示はあるか？

・過去に市販薬を使って症状が悪化した経験はあるか？

・今回の症状は市販薬で対応できる範囲か？

具体例を交えながら、実践的な会話の流れを学びます。

5. 実践形式でのケーススタディ

鼻炎薬を求める高血圧の方、咳止めを求める心臓病の方、胃腸薬を求める糖尿病の方…。
実際の接客シナリオを使って、販売判断から情報提供、受診勧奨の流れを体験的に学びます。

試験合格はゴールではなく、むしろスタート。

登録販売者は「専門家」としてお客様に向き合う以上、

合格後に学び続けることが前提です。

ところが、現実には「どこで学べばいいのか分からない」

「独学では限界がある」という声を多く耳にします。

私たち「くすりと漢方のスペシャリスト協会」では、

10年以上にわたって合格後の登録販売者が学べる場を提供してきました。

今回の講座もその一環であり、試験では学べない

「基礎疾患のある人への対応」を現場で役立つ形で学べる内容になっています。

受講するメリット

・店頭での接客に自信がつく

・添付文書を「読む」だけでなく「使いこなせる」ようになる

・成分の作用・副作用と疾患の関係が整理される

・お客様から信頼される接客ができるようになる

・自分自身のスキルが積み上がり、将来のキャリアの選択肢が広がる

登録販売者の未来と社会的役割

日本は超高齢社会を迎え、医療費は増加の一途をたどっています。

政府はセルフメディケーションの推進に舵を切り、

医療と市販薬の境界がこれまで以上に重要になっています。

その最前線に立つのが登録販売者。

「基礎疾患がある人に市販薬を販売していいのか？」

「販売してはいけないのか？」という判断は、

これからますます社会的に大きな意味を持ちます。

講座詳細

講座名：基礎疾患がある人の対応 完全攻略

形式：集合単発講座

対象：登録販売者（現場経験者・新人問わず）

内容：

成分ごとの作用と副作用

添付文書の「使用できない」「相談すること」の読み解き方

高血圧・糖尿病・心臓病・甲状腺機能障害・緑内障・前立腺肥大に対応する接客実践

ケーススタディ（実際の接客シナリオを使ったワーク）

時間：180分（質疑応答含む）

最後に

登録販売者試験では「基礎疾患がある人への対応」について深く学ぶ機会はありません。

しかし、現場では確実に必要とされ、避けては通れないスキルです。

自信を持って接客ができるようになりたい方、

商品知識を整理して体系的に学びたい方、

独学の壁を感じている方。

ぜひこの講座で、一緒に学び、スキルアップしましょう！