行動分析学からみたヒトの認知と行動

受付は2019年1月26日(土)12:50で終了しました。

行動分析学講座特別編「ルール支配行動から関係フレーム理論まで」

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このような方におすすめ

行動分析学基礎講座を受講された方/行動分析学の本を読んでいる方

期待できる効果

ヒトの認知活動と行動の法則とをつなげて体系的に理解できる


考え方(認知活動)の変化は、

どのような仕組みで行動に影響を与えるのでしょうか。


また、どうしたらその仕組を「思い通りに行動する」ために

活用することができるのでしょうか。


本講座は、行動分析の枠組みの中で、

ヒトの認知活動が行動に対してどのような役割を果たすのかを理解するための講座です。




行動分析学からみたヒトの認知と行動

〜 ルール支配行動から関係フレーム理論まで 〜



理解のポイントは「関係」にあります。


言葉を使うことは、”あるもの”と”別の何か”との関係を学習することであり、

その関係の学習がABCの枠組みを通して行動に影響します。


本講座では関係学習の理論である「関係フレーム理論」をベースに、

認知と行動とを統一して扱うための体系的な知識を学びます。



[この講座で得られるものはつまり・・・]
認知へのアプローチは行動をどう変えるのか?への回答


行動分析学にはとても強力でシンプルな行動の理論があります。


強化と弱化、消去、弁別刺激、確立操作など、

様々な要素をABCという枠組みの中に記述し行動を理解できます。


またそれらの要素を調整することによって、行動を変容できます。


行動の理由を説明するのに様々な理論を持ち出す必要がなく、

使いやすいのでとても実用的。



しかし、そこに人間独特の行動様式が関わってくると、

途端に複雑な様相を見せ始めます。


ルール支配行動という概念があるのですが、

これが先ほどの枠組みを無視してしまうかのような働きをします。


せっかくのシンプルで美しい体系的な理論が綻びをみせはじめ、

整合性を取るための継ぎ接ぎが目立つようになってきます。


思考すらを行動と捉えてきた行動分析学で、

認知活動を扱うことの難しさ、ジレンマに苦しみます。



そこに颯爽と登場するのが「関係フレーム理論(RFT)」です。

RFTは行動の原理を土台としていながら、認知的な活動によって、

ヒトの学習能力がどのように拡張されるのかを上手く説明してくれています。


RFTは簡単にいうと


「あるものと別のあるものとの関係の学習」


についての理論です。


関係学習は、もともと何の機能も持っていなかった刺激を

他の刺激と関係させることで、機能を「追加」します。


まるで高度な柔軟性をもったレスポンデント条件づけのようです。



RFTによって私たちは再び、

行動をABCの枠組みで記述することができるようになります。


これはもはやヒトの活動全般を統合的に捉える枠組みへの進歩


ヒトの持つ考える力を行動に活用するために、

認知を変えることがその人の生き方にとって機能的であるために、

この統合的な枠組みを知っておくことは大切です。


考えることがもつ行動を変える力を学びに来てください。




[具体的には何が学べるのか]
行動分析学からみたヒトの認知と行動の主な内容


▶ 前半:行動の法則と関係フレーム理論

 1. 行動の法則についての復習

 2. 行動の文脈

  - 動物的な行動の文脈

  - 人間的な行動の文脈

 3. スキナーの言語行動

  - タクト、マンド等

 4. 関係フレーム理論

  - 刺激等価性

  - 関係フレームづけ

  - ”恣意的”とは、他

 5. ルール支配行動

  - プライアンス

  - トラッキング

  - オーグメンティング


▶ 後半:ヒトの認知活動と行動変容

 6. 話し手としての自分

  - 自己教示、自己賞賛

  - 思考のダークサイド、他

 7. 言語は行動にどう影響するか

  - ABC分析再び

  - 条件刺激としての思考

  - 弁別刺激としての思考、他

 8. 認知を変える方法

  - 認知行動変容法、他

 9. 認知と行動と私たちの日常活動




担当講師

矢野浩史(行動アシストラボ代表理事/研究員)



日程と参加費について



日程・場所

1/26(土) 13:00〜17:30

青山会議室またはZoomでの遠隔参加


※場所の詳細につきましてはお申込後にも改めてご連絡致します。



参加費


16,200円(税込)


※お支払い方法は銀行振込・PayPal(クレジットカード)となります。



最後に


一般社団法人行動アシストラボ(以下、ABA-LABO)では、
応用行動分析学を中心とした勉強や研究、実践などを行っています。


行動に関する悩みは、誰もが抱えているのではないでしょうか。



学校や家庭、職場、その他の社会生活において、
自分に対しても、周りの人に対しても。


・やる気はあるのに、続かない

・つい怠けてしまう

・習慣化したい

・どんどん行動できるようになりたい

・周りが思うように動いてくれない

・いくら言っても行動しない


これらの悩みを、人間性や意識などのせいにしてはいつまで経っても解決せず、
そればかりか、自分や周りの人が嫌になってしまうことになります。


行動には原理原則があり、その知識を学び、技術を身に付けていくことで
望ましい「行動」を増やし質を高めることができるのです。


ABA-LABOでは、



行動、とりわけ「人」に関するものを中心に知識や技術を高め、
社会生活においてより質の高い行動を増やすことを目的に活動しています。


これらの活動を通して、あなたの行動についての課題に、
効果的な貢献ができれば大変嬉しく思います。



ヒトの行動の知識と技術を使い、社会における日常行動の質を向上 させる
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ヒトの行動の知識と技術を使い、社会における日常行動の質を向上 させる

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ヒトの行動の知識と技術を使い、社会における日常活動の質を向上させる。
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かたがき!

矢野 浩史

ヒトの行動の知識と技術を使い、社会における日常活動の質を向上させる。

開催要項

開催日時
2019年1月26日(土)
開場 12:50
開始 13:00
終了 17:30
場所

麹町会議室

東京都

千代田区二番町5-2 麹町駅プラザ901

ホームページ

参加費

行動分析学からみたヒトの認知と行動 参加費
16,200 円

お支払方法
定員

5 名

申込受付期間

2018/12/25(火) 18:10  ~ 2019/1/26(土) 12:50まで

主催者

一般社団法人行動アシストラボ

お問い合わせ先

矢野 浩史

お問い合わせ先電話番号

080-4324-5830

お問い合わせ先メールアドレス

info@aba-labo.org

受付は2019年1月26日(土)12:50 で終了しました。
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