世界の雛形は、日本にあり、

日本の雛形は、沖縄にあると

言われています。

その理由は海流の流れと

大きなつながりがあります。

地球の海流の流れには、

大きく2つあります。

一つは、「黒潮」の流れ、

そして、もう一つが

「海洋深層水」の流れです。

「黒潮」の流れを調べると、

太平洋で黒潮が生まれます。

太陽の熱に熱せされて、

太陽の直下で熱せられたのが、

熱くなって湧き上がってきます。

フィリピン・沖縄から流れてきた黒潮は、

屋久島付近で一度大きく2つの流れに

分かれていきますが、

日本を覆うようにぐるっと回った後、

また一つの大きな流れとなって

世界へ流れていきます。

次に、「海洋深層水」の流れです。

黒潮は海の表面の流れに対して、

「海洋深層水」は海の深く、

何千メートルも深く流れている流れです。

メビウスの輪みたいに地球上を

くまなく回っており、

最後にハワイの沖あたり、

アメリカ大陸の西側で

深く潜っていたものが表面に出てきます。

そこへ黒潮の最後の流れが吸い込まれ、

海洋深層水と一緒になります。

つまり、地球上の水の流れは、

「黒潮」の流れと

「海洋深層水」の流れにより、

海底深いところを回ったり、

表面に上がったり、

複雑な動きをしながら

ぐるっと地球を回ってきます。

その流れの原動力になっているのが、

一番大きい流れ、

太平洋から動き出す黒潮で、

その流れだすところにあるのが

ここ沖縄になるのです。

そして、この「水」というのは、

人間の心によって結晶を変えてしまいます。

水に対して、

愛情をもったり、きれいだねという

言葉をかけると

水がすごく喜んできれいな結晶を起こし、

汚い考え方を持ったりすると、

水の結晶がぐちゃぐちゃになってしまいます。

それは、黒潮のスタート地点である、

沖縄の人たちの気持ちを、

水は受け入れてしまうということです。

そして、私たちが口にする飲み水は、

海流が蒸発し、雨水となって

天から降ってきます。

日本人だけではなく、

植物や動物、生きとし生けるもの全てが

黒潮の水を飲んでいるということになります。

それが、「沖縄がなぜ世界の中心なのか」

という意味です。

沖縄で起こったことは日本で起こり、

日本に起こったことは世界に広がる。

それが、

沖縄の人々が心穏やかに

平和で豊かに暮らせたら、

それが水によって、日本、世界へ

広がっていくということになります。

沖縄、日本人の考えたことが

地球上すべての人間に影響を与えること

につながるのです。

そして、最終的に水の流れは、

ハワイまで流れて、止まる。

ハワイは、水と火が一緒になる場所であり、

「破壊と再生」の場と言われています。