この写真は、2011年、

前世療法の世界的大家、米国の精神科医ワイス先生の

プロフェッショナルトレーニングでの一コマです。

私は、

母が2年間の闘病のすえ、

卵管のがんが原因で亡くなったことがきっかけで
ワイス先生のもとにお伺いしました。


ワイス先生の方法だったら、

亡くなった母ともう一度

話せるのではないかと思ったからです。

母はさいごのころ、

ホスピスに入っていて、

痛みを緩和するモルヒネの投与をうけていたので、

母の語ることばが、

母が言っているのか、

それともモルヒネが言わせているのか、

よくわかりませんでした・・・。

母とは

葛藤がなかったわけではありませんが、

それでも仲良しだったと思います。

母がなくなったあと、

私はうつ状態におちいりました。

私が小さいころ、

母は「死んだらおしまい」と、

よく言っていました。


だから、

しっかり生きなさい

ということが言いたかったのかもしれませんが、

おさない私のこころには、

死んだら、何もかもがなくなってしまう

という恐怖がありました。

でも、

闘病するなかで、

臨死体験をした母は、

三途の川で

亡くなった両親や兄に

会った話をしたりしていました。

そんな母が

本当に亡くなって、

そして

どうしているのかな・・・

と。

夢であえるといいな

と思うときもありましたが、

思うようにはいきませんでした。



それに、当時、

サイキックな人のところに行くことは

考えられませんでした。

怪しいと思っていたのです。

でも、ちょうどそのころ

「未来世療法」という

ワイス先生の5冊目の本が文庫化され、

手にとる機会がありました。

そして、

以前、読んだことのあった

「前世療法」

という本を思い出しました。

最初に読んだころは、

私にとっては、

おもしろい小説・お話

にすぎなかったけれど、



よくよく考えたら、

この方法なら

母と再会できるのだとわかったのでした。

当時の私は

前世のあるなしについては半信半疑でしたが、

精神科医でもあるワイス先生だったら

信頼できると思ったのです。

そして、


やってきた

米国ニューヨーク近郊のオメガリトリートでのワークショップ。

緑豊かな自然にかこまれた、

すばらしい環境でした。



世界中から集まった

たくさんの人との

グループワークでした。


私は一人旅だったけど、

現地には

日本人セラピストのグループの方たちの姿がみえました。


後に

ヒプノセラピー全般を教えていただくことになる、

日本ホリスティックアカデミーの

村井啓一先生のグループでした。

そして、



母のお導き

としか思えないできごとが・・・

ある朝いつものように、

離れたところにある食堂で

朝食をたべて、

コテージまでもどる道に、

のんびりと歩いてこられる

ワイス先生のお姿がありました。




ちょうどすれ違うかたちになり、

私は先生を呼びとめて、

簡単に自己紹介と

これまでの経緯をお話しました。



すると先生は、私の目をじ～とみて、

’Your Mother is
always with you.'
（あなたのお母さんは、いつもあなたと共にいますよ）

とおっしゃったのでした。

そして、


あなたは日本人だから、

日本語でセッションしてもらえるとよいだろう

と

村井先生を紹介してくださいました。


実習の時間を利用して、

実際にセッションしてくださったのは、

村井先生のお弟子さんにあたるCさんで、

私は、そのセッションに深く感動して、

前世療法を仕事にすることになりました。

この写真は、

その経過を

ワイス先生にご報告した時のもの。


セッションのなかで

母に会った話や、

自分としてとても納得のいく内容だったこと

などを報告すると、

ワイス先生は

とても喜んでくださいました。

それがきっかけですが、

前世療法では

多重の気づきがある場合もあって、


私はそのセッションで

母に会うという体験をして、

それまでの人生で

母と終始いっしょにいた意味を納得し、

前世や輪廻転生・魂の存在を

信じざるを得なくなったばかりでなく、


それまで自分を悩ませてきた

不妊の問題・体験にも

別の意味を見いだすようになったのでした。

そのほか、

これからの人生に役立つであろうヒントを得たり、

母だけでなく

自分の身近にいる人・いた人

との関係性に理解がふかまったり、

ワイス先生のワークショップを受けるうえで

ネックになっていた

幼少期のことにも

解決のヒントをえたり・・・


そのとき、

すぐに気づいて言葉にできたことだけではなく、

後になって、

ふと、

あれはこういうことだったのか

とわかるものまで、

その一回のセッションで、

私は

本当にたくさんの気づき・人生の宝ものを

得たのでした。

今回は

個人セッションではなく

ワークショップで、

お互いに

クライアント役・セラピスト役をして頂くので、

少々状況は異なるかもしれませんが、

参加される皆様に

どのような気づきがもたらされるのか、

本当に楽しみです。




一日中、

前世療法の世界に浸っていただくので、

これまで参加されたほとんどの方が

前世体験されました。


少人数制なので、

講師の目が届きやすい

というメリットはあると思います。



同伴者に連れてこられただけだから、

という理由で

前世体験されようとしなかった方なども

いらっしゃいましたが、

それはそれで

意味はあると考えています。

ちなみに、

前世療法は

クライアントさんだけでなく

セラピストですら

前世という概念を信じていなくても施療可能です。

グリムやイソップの物語のように、

私たちに

何らかの教訓や気づきを

もたらしてくれる寓話だと解釈できます。

そう、

前世療法は

寓話療法でもあります。



私は

前世を信じなさい

と言いたいわけではないです。


それは、

体験してみればわかることです。


そして、

体験してみると、

その物語が

いかに自分に影響していたか

がわかります。



これからを

生きていくヒントも

おのずとその中には

含まれていることでしょう。




混沌としたこの時代を

生きぬく

知恵を

探すこともできるでしょう。

どうぞ、この機会にふるってご参加ください。