開業当初はイタリアンレストランと蕎麦居酒屋としてスタートし、長時間の労働と多忙な日々が続きました。この生活スタイルは次第に心身の疲労を深め、自身の健康を見つめ直すきっかけとなりました。その後、武術の師との出会いを通じて、自己の限界と向き合う機会を得、これが大きな転機となります。

 この師から学んだ教えと、コロナウイルスの流行がもたらした世界的な変化を背景に、私は整体や各種ヒーリング技術に深い関心を持ち始めました。キネシオロジー、波動整体、ヒーリング、ヒプノセラピー、催眠術、レイキ、気功など、さまざまな手法を学び、それらを自身の生活に取り入れるようになりました。

 特に、催眠術には強い魅力を感じ、深く研究し始めます。催眠術は、クライアントがリラックスした状態で深層心理にアクセスし、潜在意識の中にある制約を解放する手助けをします。この技術を通じて、慢性的な痛みの管理やアレルギー症状の軽減、自己実現へのサポートなど、具体的な改善を提供しています。

 その後、レストランを「零そば」という新しいコンセプトの蕎麦屋に変え、食と健康を組み合わせた独自のサービスを展開しました。この店では、食事を通じて体と心の健康をサポートするという新しい試みを導入し、客層を拡大。店内では催眠術やその他のヒーリングセッションも提供し、食と心の両面から客の健康を促進する場として機能しています。

 このように蕎麦屋での経験も生かし、催眠術を含む「溶解セラピー」をさらに発展させ、運動選手や日常に悩む一般の人々に向けた心身の調和とパフォーマンス向上を図るセラピーとして提供しています。この療法により、多くの人々が新たな人生のステップを踏み出す支援を受け、身体だけでなく心の健康も取り戻しています。