「REAL WOMAN 」
すべての女性の魂のために
ボーディー・バイラヴ / 著
和辻ますと / 訳
オフィス・アンタール / 発行
この本は、バイラヴの深い洞察から得られた、
女性の知られざる神秘についての12章からなるメッセージです。
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第1章 ウーマン・イン・ユー
第2章 子宮の神秘
第3章 エッグエナジー
第4章 セックスアンドラブ
第5章 ときめく関係性
第6章 ライジングインラブ
第7章 結婚しない女性たち
第8章 母性
第9章 美しく年を重ねるには
第10章 安らかな死
第11章 スイートホーム
第12章 男の本質
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世の中の半分は、女性でできています。
その女性が幸福で生き生きとしていることが、世界を豊潤に保つ秘訣です。
ところが、思い込みや既成概念にとらわれて、女性は苦悩や問題の中で瀕死の状態です。
インドで長年にわたって瞑想を続けてきた著者のボーディー・バイラヴは、数々のセッションやちょっとした会話からシェアされた女性特有の困難を、瞑想から得た深い洞察と叡智によって解き明かしていきます。
読み進めていくうちに、ハッとすることや、ムッとすること、まるで気づかなかった深い原因に、ぼう然とすることもあるでしょう。
本書の中では、子宮に生命として宿ったときから始まり、章を追うごとに、少女時代、成人期、老年期、そして死を超えて、女性の一生を順を追って旅していきます。
その過程にある、愛、セックス、お金、関係性、仕事、家族、それらの重大なトピックに向き合い、そして光を当てます。 まず何がどうなっているのかを頭で理解し、そして章末にあるエクササイズで身体に染み込ませていくことで、全身とハートで納得することができるでしょう。
ウーマンリブ運動は女性の古い社会からの解放でしたが、この本ではニューウーマンリブ、すなわち、古い自分自身からの解放を目指しています。 そして、男性にとってもこの本と出合うことは、女性という不思議な生き物を知るまたとない機会です。女性の本質を知ったとき男性に起こるのは、大きなヒーリングだからです。
********* 読者感想 **********************
感想をいただきました
「リアルウーマン」 タイトルから女性のための本のように受け取れますが
僕のような男性にも役立っています。
産まれた時から、密に関わっている母親との関係性
そして彼女はどのように感じて生きていたのか?
家族や兄弟姉妹の関係性は?
息子の場合の関係性、娘の場合の関係性は?
また恋愛の相手はどのように感じていたのか?
そして今、身の回りに居てる女性達 友人や職場などの女性達は
どのように感じているのか?
そして男性の本質とは?
いろいろなことが見えてくるので
結局は性別に関わらず誰でも自分自身を見つめることに役立っています。-----K.N.
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訳者あとがきで、「女性というのは、本当に不思議な生き物です」というように、女性の肉体的、精神的不可思議を本書は細部にわたり説明しており、その点、男性が女性に対する接し方を学ぶという意味においてはたいへん有意義な本であると感じました。
只、過去に形成された自己の悪性を矯正するために、筆者は、種々のエクササイズを紹介しておりますが、正直、このような回想による方法(瞑想)で、果たして矯正できるのかという点は、かなり疑問が残りました。
私としては、「自分のすべてを放擲して大宇宙へ帰れ。いな大宇宙をも放擲して無に帰れ」という禅の教えの方が私には理解し易いと思いました。
いずれにせよ、女性の不可思議な性についての記述は、興味あふれるものでありました。-----S.F.
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言葉や意味のない世界
それと
現実世界
その二つの世界を行ったり来たりしながら読んでいたような気がします
現実世界に偏重し過ぎた生活は
私にとって
愛することや
懐かしさ
あたたかさ
そういった
自分の感覚をも失くす日々なのだなぁ
こどもが遊ぶように
瞑想できたらいいなぁ
なんて思ってました
この本をきっかけに
女性性を
今 たくさんの本を読んで
自分の感覚や歴史と照らし合わせて
ぼんやりつかみかけてるところです
なかなか思い出せない自分の女性性に
もどかしさを感じながら
男性の仕組みを尊重する社会で
女なのに男としての歩み方を教育されて
育ってきたのだなぁと
つくづく感じてます
でもそれは自分の中に必ずあるもの
飾りや外の世界に愛情を求めても
見つからないことは感じてるので
これから探求していきたいと思ってます-----M.M.
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《あらゆる世代の女性に役立つ智恵が惜しげなく一冊に。女性を知りたい男性にも》
バイラヴの瞑想会は休憩時間でさえ瞑想の雰囲気に溢れていて、深みが違うので、出来るだけ参加している。
バイラヴの女性のためのグループに参加したときは恋愛で悩んでいたが、「内側の状態が外側の状況を創る」との言葉に、外側に探すのを止めて、ただ卵子の瞑想を毎晩続けて一年二ヶ月。
ふと気づけば、ライフワークもパートナーシップも家族関係もこれまでになく上手くいっている。
バイラヴに言われたことを素直に実践するだけで、内側も外側もあらゆる状況が良くなっている。
これからも「リアルウーマン」をバイブルとして、未知なる世界を冒険していきます。-----S.A.
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素晴らしい本です。
女性として生まれ、今まで気づかなかった、なぜ自分はこうなのか、ということが、根っこから理解できました。
エクササイズが たくさん紹介されていて 自分の問題にあったものが、ここ! というタイミングで見つかりました。
問題を手放しで見つめることができ、自宅でセルフヒーリングができました。
その後すぐに周りの人を、エクササイズで出たとおりに見ることができ、なぜか相手も変化してました。
このような本に早く出会えて、幸運です。
本当の女性としての生き方の目標にしたいと思います。
どうも ありがとう。。-----M.H.
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女性の社会進出が珍しくなくなって久しいですが、果たしてどのくらいの女性が「自分らしく」「いきいきと」「輝いて」日々を送っていると言えるでしょうか。
不自然なくらい男勝りになったり、逆に自分の意思などないかのように依存したり、ついには女に生まれた運命と”男ども”を恨んでみたり。
男である僕からしても心苦しいこの状況はどうにかならないものだろうか?
そんな悶々とした思いの中で、書籍「REAL WOMAN」との運命的な出会いを果たしました。
読み進めるにつれ、この本が文字面を追って頭で理解すればいいだけの普通の本ではないことに気がつきます。
その一字一字に込められた言霊たちは体の深奥にまで入り込み、読む者を己の全存在と向き合わせるのです。
時にはすべてを包み込む優しさを持って、時には目を背けていた問題と向き合わせる厳しさを持って。
それはまるで、良質な食材から丁寧に作られた料理をじっくりと噛み締め、自分の血となり肉となっていくような感覚を伴う、実に素晴らしい時間となりました。
「性」とは何か?
そして、
「生」とは何か?
これらの問いに全身全霊で対峙しながらこの本を開くとき、わかりやすい表現でありながらも本質をとらえた言葉たちが、その行く道を必ずや照らしてくれることでしょう。
この本に込められたメッセージが、「性」と「生」の価値観の転換期にあるこの時代に、ここ日本から世に放たれることには大きな意味を感じます。
一人でも多くの男女が「REAL WOMAN」との出会いを果たし、男女が共に奏であう美しいハーモニーがこの世界に溢れることを願ってやみません。 -----高崎渉