原料の真菰(まこも)とは?
真菰(まこも)は日本各地の川などの水辺に自生しているイネ科の植物。水辺全体を浄化してくれる働きもあります。
環境破壊の進行などにより、現代の日本人にとって真菰(まこも)はあまり馴染みのない存在になってしまいましたが、元々は食用や敷物など、日常生活の中で身近なものとして愛用されていました。
古くから伝わる神聖な植物「真菰」
真菰(まこも)は古来から「邪気を祓い、浄化してくれる霊草」として
神聖なものとしても扱われていて出雲大社のしめ縄も真菰から作られています。
出雲大社では現在でも毎年六月一日には「真菰(まこも)祭り」が行われ
神事の後には参道に敷いた真菰を参拝客が宝として持ち帰る習わしがあるそうです。
また、真菰(まこも)は日本の神話「古事記」や「日本書紀」にも登場しています。
「因幡(いなば)の白兎」という昔話は古事記の中でも特に有名ですが
この物語の中に、大国主命(オオクニヌシ)が旅の途中に、皮をはがれて横たわっている白ウサギを助けるシーンがあります。
その時オオクニヌシは、ウサギの傷を癒すために、植物を刈り取り布団を作ってその上に寝かせましたが
その時の植物こそが、実は真菰(まこも)だったと言われているのです。
水辺の環境と自然を守るマコモ
環境破壊などの影響により、真菰(まこも)が自生する水辺はどんどん失われており
昨今は改めてその重要性が見直されつつあります。
真菰は農薬、化学物質、重金属などの汚染物質を吸収・分解する水質浄化能力に優れ
丈夫な根っこで川辺が洪水で破壊されないよう守る働きを担います。
最近では地域の環境を良くするのために田んぼや湖沼、川岸に真菰を植える運動が各地で盛んに行われています。
マコモによって水質が改善された田んぼでは、自然の生態系が整うことで米の収穫率がアップし
無農薬、無肥料でも品質の優れたお米を収穫できるようになるそうです。
真菰によって、自然本来のあるべき姿を取り戻す。
そんなすごい真菰を、人間の身体でも感じられるようにしたこの商品なのです。
「真菰」の生命エネルギーを「マコモ」に
「マコモ」の発明者である小野寺広志氏は怪我を負った水鳥が真菰をついばむ姿を見ることで
商品としての「マコモ」への着想を得ました。
その後、60年もの長い研究を経て、真菰に宿るエネルギーの源「マコモ菌」を発見。
真菰からマコモ菌を抽出する製法を生み出し、ようやく製品としての「マコモ」の完成に至ります。
ただ、「マコモ」は一つ一つが手間と時間のかかる手作業なので、大量生産ができません。
マコモ菌は生き物なので、季節や気温の些細な違いによって、品質が大きく左右されます。
植物の真菰を太陽光線でじっくりと乾燥させ、洗浄・選別・発酵などの過程を経て
じっくりとマコモ菌の命を大切に育て上げていく。
製造会社はマコモ製造のプロセスを「子育て」と例えられるくらいに、一つ一つと愛情を込めて向き合うのだそうです。
「マコモ」は大量生産ができないので、広告や宣伝もほとんどしておらず、世間的な認知度も高くありません。
それでも長く支持され続けているのは、やはり実際に使用してみると見違えるほど効果を実感できるからです。
毎日の健康習慣に、ぜひマコモを取り入れてみてはいかがでしょうか