概要

DQ1から登場している最古参の盾。
【公式ガイドブック】の説明によると、【ミスリル銀】を磨いてから、鏡のような表面に加工された盾らしい(作品によっては磨き切った鏡がはめ込まれているという設定も)。英訳は"Silver shield"。
「敵の攻撃を水の如く受け流し、鏡の如く跳ね返す」ということから名付けられた。
「鏡」と言うだけあり銀色のラウンドシールドで、中央には女性の顔がレリーフされており、その外側にはルーンに類似する神秘的な文字が並んでいる。
DQ7以降と一部のリメイク作品ではマイナーチェンジして女性の顔も文字も無くなりシンプルな作りになり、色も銀から青銀に変化した。
非力なキャラや女性でも装備出来るケースが多いことから、ミスリルらしく非常に軽量であるようだ。
初期の頃は「店で買える最強クラスの盾」という位置付けで、盾が3種類しか無いDQ1では最強の盾である。
以降もこれより強い盾は主人公専用だったり一品物だったりするのが多いので、これを装備してラスボスや隠しボスに挑む仲間も多い。
ラストまで十分耐え得る性能のため、少々高いが買っても損はしない。
だがDQ7でラッキーパネルに登場したのを皮切りに、DQ8やDQ9では錬金でも作れるようになっていった。
そしてDQ6のリメイク版ではついに宝箱からタダで手に入るようになってしまった。
これほどの常連盾になると、新しい盾の登場→埋没のはずが、DQ5以降は強力な耐性が付いたり、非力な女性でも装備出来たり、DQ9ではクエストの条件にされたりと、フィーチャーが強く埋没せずに済んだ稀有な例。
唯一DQ2で欠席したのが惜しまれるところである。
漢字で書くと「水鏡の盾」になる。
普通「水鏡」はそのまま訓読みの「みずかがみ」又は「みつかがみ」、あるいは音読みで「すいきょう」と読む。「水」は「水戸」のように主に固有名詞で「み」と読むこともあるが、「みかがみ」と読む例はほぼ無い。
DQ1の時点ではアイテムに使える文字数が最大7文字と限られていたためこのような措置になったと思われるが、制限が緩くなった後の作品でもこのままである。つまり造語だが結果的にはDQらしい雰囲気を出す名前として定着している。
ちなみに、そんなDQの造語でもDQ漫画であるロト紋では『水鏡(みかがみ)』と呼ばれる鼎みたいな足が付いた『鑑』(鏡ではない)の様な祭器が登場している。平たいお盆の部分に聖水を入れて、占卜や神のお告げを映し出すのに使われる。
【アルス】がまだ胎児の頃に、神により与えられた神聖なる名を映し出したが、既に【カーメン4世】を乗っ取った【デルス】が「こんなくだらん占いはまやかしだ!」と激昂し、破壊されてしまった