「Fragments」
淡く思いを寄せていた人に触れた、一瞬のぬくもり。
たいして親しくない同級生に言われた、胸を刺す一言。
仕事場の窓から景色を眺めながら感じた、言いようのない孤独。
かつて確かに存在した記憶のかけらは
夜の海のような意識の波間を、
いまも漂う。
F4 333×242
Mixed media on canvas
2025
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この絵を見てくれたある女の子が、「アリスの落ちた穴みたい」と言ってくれました。
わたしは、それがとても嬉しかったです。
本当に、私たちの身体の中のどこかに、あるいはこの世界のどこかにそんな穴があって。
私たちの記憶が、かけらのようにふわふわと浮いているのかもしれません。




