2016年5月3日、私はゴールデンウィークの3日間を使ってフィリピンのマニラに向かう飛行機の中にいました。
海外へ行くのは4年ぶり。今まで仕事以外の目的で海外に行ったことはなかったのですが、今回はある外国人の女性に会うために向かったのでした。
しかも、彼女とはまだ一度も会ったことがありません。私が知っているのは彼女の名前、スカイプID、携帯の電話番号だけです。
(もし、彼女に会えなかったとしても、1人旅で観光に来たということで楽しもう。そんな言い訳を用意してマニラに向かったのでした。)
そして、この時に自分の直感にしたがって行動したことが、その後、私の人生を大きく変えることになるとは、その時は想像もしませんでした.....。
私は今までそれまで7回転職をしており、人との縁をきっかけに会社を渡り歩くアドベンチャーでした。
そういった転職のチャンスを人の縁でいただけることはありがたいことですが、一方で人間関係をうまくやっていくことにすぐに疲れてしまう人間だったのかもしれません。
仕事の成果をそこそこ出し、目標を達成すれば、周りからは文句は言われないだろうし、少なからず自分の望むちょっとした幸せが手に入ると思っていたのです。
文句を言われたとしても、自分の能力を買ってくれるところがあるだろうし、面倒な人間関係はリセットしてしまえばいい、そう思っていたのです。
私はそんなことを思いながら転職を繰り返し、2015年の4月に7回目の転職で、ある会社の役員になりました。
その会社は投資ファンドが買収した会社で、投資ファンドの経営メンバーとウマが合った私は、その会社の新規事業を任され、毎日会社に行くのが楽しくて仕方ありませんでした。
そして、この会社の経営者を目指していました。経営者になるためには、1年くらいかけて準備が必要だと思った私は、その前の年の11月にある経営塾に入塾しました。
以前から脳科学や心理学に興味のあった私は、脳科学を使って売上を倍にする、しかも幸せな成功者®︎というコンセプトが気に入って、この塾に入ったのでした。
この塾では、幸せの10分野と言って抽象的な「幸せ」という言葉を具体的に定義し、自分の潜在意識の中にある夢や願望をどんどん叶えていくというものでした。そして、この夢や願望をまとめて書いてあるリストをこの塾ではマジックリストと呼んでいました。
1月に1回目の講義がスタートし、このマジックリストに自分の夢や願望を最低300個書いてくださいと先生から言われた私は、その時点で書けたのが100個くらい。
300個には程遠いと思った私は、今の会社を海外に展開したいと考えていたから国ごとにやりたい事業を書いていけば、何十個か書けるだろうと筆を走らせました。
そしてその最中に、悪知恵が浮かんだのです。海外に展開するんだから、国ごとに外国人のガールフレンドがいてもいいよなと。
国ごとにガールフレンドを作ったとマジックリストに書いた私は、なぜかそこにアンテナが立つようになり、その1ヶ月後、インターネット上で5ヶ国の外国人のガールフレンドができたのです。
その中の1人、フィリピン人の女性と毎日チャットをするようになり、チャットを始めたおよそ1ヶ月後の5月3日、フィリピンマニラにあるニノイ・アキノ国際空港の出口で逢おうという本当に会えるかどうか保証のない約束をし、冒険の旅に出たのでした。
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