

PROFILE
やましたひでこ公認 断捨離®トレーナー
大阪府八尾市在住。
教職と育児、家事に追われ、家はあっという間に汚部屋に!
夫の協力もなく、「私が」がんばらねば!「もっと」がんばらねば!と自分を奮い立たせてきました。
が、とうとうある朝全く起き上がれず。
「鬱」でした。
そこから2年間休職。
休職して初めて自分がどれほど疲れ切っていたか、どれほど無理を重ねていたかに気づきました。
毎晩、「消えてなくなってしまいたい」そんな思いが頭の中をグルグル。絶望でした。
鬱になって気づいたのは、自分がそれまで、いかに「ねばならない」「~すべき」思考だったかということ。
自分のことはいつも後回し、仕事も、家事も、育児もちゃんと(ちゃんとって何?)・・・
そんな思いにがんじがらめになっていたことに気づいたのです。
薬を飲みながら仕事に復帰したら、また大忙し!
家の中を片付ける時間も気力もありませんでした。
家はさらに魔窟化。
そんな家をなんとかしなければ!と思い、片づけ本を片っ端から読破。だけど、どれもうまくいかない。
そんなある日、やましたひでこの「新・片づけ術 断捨離」を発見。
即購入し、一気に読破。目から鱗。
「この人に会いたい!」と強く思いました。
セミナーに数回参加するものの、実践ができない。
それでも断捨離を学んでいくと、夫と同居することが次第に苦痛に。
それで、一大決心をして家出。
トレーナーの力を借りてようやく断捨離を実践することができ、快適な空間に。
が、すぐに、実家の父と同居することに。
実家は築30年、3階建ての2世帯住宅。
家の中は両親が50年以上溜め込んだモノでギチギチ!
そこから3年以上かかって土砂出し。
現在は、夫と離婚、父も施設、実家に一人暮らし。
不思議なことに断捨離をしているうちに、体調が良くなり、険悪だった父との関係も良好に。
片づけに困っているかつての私のような人、実家の片づけに困っている人のお力になれたらうれしいです。
私が断捨離を実践し始めたのは、鬱が良くなりかけたころ。
毎日少しずつ断捨離に取り組んでいくうちに、ふと、気分が明るくなって、元気になっていることに気づいたのです。
一つ手放すたびに、心が軽くなる。
気持ちが楽になる。
「自分なんて消えてなくなってしまいたい」とまで思い詰めていた心に風がスウッと通り抜けていくような感覚。
愉しいと感じられる。うれしいと感じられる。幸せだと感じられる。
そう、死んでいた五感を取り戻したような感覚です。
そうなってくると、断捨離が愉しくて愉しくて。
部屋が片づいていくと、心も片づいていくのか、気持ちもスッキリ晴れ晴れ。
そんな不思議な体験をしました。
また、実家の断捨離に取り組んだ時には、子どもの頃から険悪だった父と次第に仲良く話ができるようになり、
初めは断捨離に否定的だった父が率先して協力してくれるようになっていったのです。
父の世代は「もったいない」精神が強烈に染み付いている世代。
だから、初めは何かを断捨離しようとすると「もったいない」といちいち言っていたのです。
ところが、家の中がどんどん片づいて空間が蘇ってくると、その心地よさが伝わったのでしょうか。
父が自ら「このテーブルを捨てたい」などと言うように。
びっくりしたのは私の方です。
そうやって一緒に断捨離をしていく中で、時には一緒にお酒を吞みながら、昔の思い出話に花が咲いたり、
これまで知らなかった父のことを知ったり。
何十年も失われていた父との親子の時間を取り戻すことができたような気がします。
また、断捨離を学び、実践していくということは、モノに向き合い、要る、要らないを判断し、
手放す決断を何度も何度も繰り返すということ。
それはモノに向き合っているようで、自分自身に向き合うことでもあり、自分が本当はどうしたいか?を
常に問いかけることでもあります。
そうやって、何度も何度もモノに向き合っていくと、どんどん自分が素直になってくるのを感じました。
いろんな観念や価値観でがんじがらめになっていた自分が、少しずつ鎧を脱いでいく感じです。
そうやって、ようやく自分を縛っていたものから解放され、これからの人生が軽やかに展開していくのだ
という期待で今はいっぱいです。
断捨離はただの片づけにあらず。
やましたひでこの言葉です。
断捨離は「できる・できない」ではなく、「やるか、やらないか」
これも、やましたひでこの言葉です。
片づけに悩んでいるなら、ず~っと同じところをグルグルしているなら、その時間やエネルギーがもったいないです。
一緒に断捨離に取り組みましょう!
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